【中学生・高校生の保護者向け】現役塾長目線で伝える。オンラインに限らず学習塾の指導をよりハイレベルにするための家庭学習時間を長くするポイント5選

こんにちは!伊藤オンライン塾 塾長 伊藤慎太郎です。中学生・高校生の保護者の皆様、勉強の様子はいかがでしょうか?
今回はオンラインに限らず学習塾で受ける指導をよりハイレベルにするための家庭学習時間を長くするポイントについてお話します。

以前のこちらの記事「【中学生・高校生の保護者向け】現役塾長目線で伝える。オンラインに限らず学習塾の指導をよりハイレベルにするためのハイレベルな学習環境のポイント7選」
https://x.gd/QQv4e
にてご紹介したように、学習成果は

学習成果=学習効率×学習時間

というシンプルな法則で決まることをお伝えしました。その記事では、主に学習効率に注目していたため、今回は学習時間を長くする方法をお伝えできればと思います

学習塾で指導を受ける時間は多くても1週間で3~4時間程度が一般的かと思います。残りの時間は自宅や自習室などで自学学習を行います。家庭学習時間がしっかりとれている生徒、塾でやるだけであとは何もしない生徒、どちらの学習成果が高くなるでしょうか?

学習成果=学習効率×学習時間

の法則でも分かりますが、直感的に家庭学習時間が長い生徒の学習成果の方が少ない生徒よりも高くなるのが皆様想像できると思います。
ただ、やみくもに学習時間を長くしてもその分集中力が切れたり、時間をかけた割に問題が解けていないなど学習効率が低下して学習成果が低くなることもあります。そのため今回は
学習効率を極力低下させず、学習時間を長くするポイントをお伝えしていきます。
今回の内容で、今の学習塾で受けている指導をよりハイレベルに定着させたい。という保護者の方のお悩みを解決できますのでぜひ最後までご覧ください。

ハイレベルな家庭学習に必要な学習時間を長くするポイント1「今日取り組む学習量をあらかじめ決める」

人は何かを取り組むときにゴールが決まっていると集中しやすくやる気も維持しやすいことが分かっています。余談ですが、中国の万里の長城を建設する際、とても長い壁を建設する必要があったので、壁を細かく分けて、作業員も細かくグループ分けしてゴールを細かく分けて設定したことで作業員のやる気を落とさずに完成させたといわれています。
勉強においても同様で、まず今日やる学習量を設定して取り組むことで、その日の勉強のゴールが明確になって途中で勉強をやめることがなくなり、学習時間を長くすることができます。
ただし、学習量は「時間」ではなく「数学を〇〇ページまでやる」「英語を〇〇問やる」といったようにページや問題数といった数字で測れる量で目標を決めるようにしてください。
この理由は、時間で決めてしまうと、決めた時間やればよいという意識になることが多く、時間をかけた割に肝心の問題が解けておらず学習効率が低下することを防ぐためです。

ハイレベルな家庭学習に必要な学習時間を長くするポイント2「タイマーで時間を測って取り組む」

時間の意識はとても重要です。ポイント1で学習量を決めても、時間を意識していないと難しい問題に当たった時に考え込んだり、ゆっくり解いてしまったりしてかけた時間のわりに問題が解けていないことがあります。
なので、タイマーで短い時間に区切って、小まめに今どこまでできたかを確認することが有効です。おすすめは15分程度で1セットの時間を区切るのが有効です。
ただし、タイマーはスマホではなく、キッチンタイマーなどを使ってください。スマホはついついSNSや通知を見たりして学習を止めてしまう恐れがあるからです。
1セットで取り組む学習量の目安は、高校生であれば「大問3~5問」、中学生であれば「問題集2ページ」がおすすめです。伊藤オンライン塾でも、15分でこの学習量を基本として演習に取り組んでおります。
生徒の反応や解いた問題の量を見ていても良い結果が得られています。この15分のセットを何セットやるかで学習時間を調整することができますし、ご飯ができるまでに15分、時間があれば1セットやるといった隙間時間も使えるようになりますので学習時間を伸ばすことができます。

ハイレベルな家庭学習に必要な学習時間を長くするポイント3「休憩を適度にいれる」

休憩はとても重要です。意識的にとるようにしてあげてください。
ずっとやり続けるよりも適度な休憩をとった方が学習を継続できます。皆様もお仕事されている時をイメージしてみてください。グッと集中してやったあと、休憩を一息入れた時に充実感を感じたことはないでしょうか?その感覚です。
逆に、休憩を入れずにずっと続けた場合を想像してみてください。それでも意識高く仕事に取り組める方もいるとは思いますが、一般的には最後の方は集中力が低下した状態で取り組むことが多いのではないでしょうか?そんなイメージです。
ちなみに適度な休憩とは勉強においては15分2セットをして5分程度休憩で始めるのが良いと思います。ただし休憩の時は、スマホやSNSを見る、何かを食べるのは避けてください。脳が休んでいるようで休んでいません。おすすめの休み方は、ボーっとする、誰かと目的なく雑談することですので参考にしてください。

ハイレベルな家庭学習に必要な学習時間を長くするポイント4「勉強で目指す目標を思い出して始める」

目標を常に意識することはとても難しいです。ただ、目標がなくただ勉強するのも無理があるかと思います。なので「あ、次これ目指してやるんだな」と30秒でも結構です。思い出すことで、勉強に集中して取り組めます。
家庭学習で一番怖いのは途中でやめてしまい、継続しなくなってしまうことです。継続するには、目指すところ目標があるのとないのとでは大きな違いかと思います。
ただ、目指すところや目標がないケースもあるかと思います。その時は、ここ行けたらいいな…と思う大学や高校名。それがなければ、とりあえず今の点数より10点あげる。得意なこの教科で90点とるでもオッケーです。
小さな目標でもまったく構いませんので設定しておきましょう。目標設定の注意点は、保護者の方が一方的に設定した目標ではなく、お子様に決めてもらうことです。
その際に「目標をもっと高くしてほしい」と思われる保護者の方もいるかと思いますが大丈夫です。まずは小さな目標を達成して自信がついた後なら、お子様は次の目標を高く設定する場合が多いのでご安心ください。

ハイレベルな家庭学習に必要な学習時間を長くするポイント5「できてなくても怒らない。否定しない」

これは保護者の方の向き合い方として最も大切です。家庭学習が定着していない時は、なかなかお子様が思うように取り組めないことが多いと思います。お子様が、今日は6ページやると決めても2ページしかしない時もあるでしょう。
その時は「6ページやるってあなたが言ったんだからダメじゃない!」と言うのはこらえてください。そこで、否定してしまうと学習の継続が止まってしまい、学習時間を伸ばすこともできません。
あくまでやるのはお子様ですし、疲れているところをググっと勉強に向き合ってがんばってくれているのもお子様です。できなかったことではなく、できたところに着目して前向きな言葉をかけてあげてください。
例えば「2ページいけたんだ!大変だったでしょ?」といった形で声をかけてあげてください。きっと「うん。まぁいけた!」とか「難しくてあんまり分からなかった」とかいろいろ返事がくると思います。
その時に「そうかぁ…まぁでも少しずつ前に進んでいってるよね!大変だと思うけど今日どうする?この辺で終わらせておく?」といった風に声をかけてみてください。いつもならやめていたのに、時にはもうちょっと粘ってやってみるという返事がくることもあります。
そういった返事がきたらすかさず「おぉ…すごいね…じゃあ15分2セットでがんばってみたらどう?お母さんもがんばってくるね。わからないところは先生に聞いたらいいと思うからつらくならないようにね~」といって切り上げてもらう形でいいと思います。
そうすることで、学習時間を前向きな形で伸ばすことでできます。以上のように、学習時間を長くすることで、学習成果が向上します。

学習成果 = 学習効率×学習時間

この法則です。ハイレベルな学習効率はこちらの記事をご参考ください。
https://x.gd/QQv4e
そして今回の記事で学習時間を極力長く確保し、学習効果をよりハイレベルにしてまいりましょう!

以上ご覧いただきありがとうございます。今後も、現役塾長目線で勉強の役に立つ内容をアップしてまいりますので楽しみにお待ちください♪

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